あの頃のあたしは塞ぎ込み部屋に閉じこもってばかり ショックで色んな記憶がもやもやとした霧の中に隠されてしまっていた 見かねた両親は家を引っ越すことにきめた 夕菜の思い出が残る家はあたしが益々引きこもるのではないか? そう考えたらしい…後に兄が言っていた事なのだが きっと急に会えなくなったあたしを心配していたであろう"ちーくん" 大好きだった"ちーくん"を目の前にしてあたしは酷く動揺していた…