扉を開け入ってきた人物に…見覚えは無かった


「あ…あなた…誰?」


「はっ…覚えてねぇのか…」


その人物は悲しそうな顔をした


透けるような金髪に赤いメッシュ


クッキリとした力強い目


細身で長身だが意外に筋肉質


「俺は覚えてる…ずっと探してた…やっと見つけたのにあんな奴のもんになってるなんてな…」


あたしに視線をあわすと苦笑する