遥人はベンチに腰掛けて"やれやれ"という顔で2人を見ている


「陽菜ちゃん危機感持ってって前にも言ったよね?頼むよホント…」


勘弁してって感じの秦


「勢揃いだね♪」


「はぁーもうキミは…」


秦は頭を抱えてベンチに座り込んだ


「危機感ゼロだなうちの姫さんは…」


遥人が口の端をくっと上げ冬夜を見る


「はっ…そうだな」


冬夜はそう言うとキョトンとするあたしの頭を撫でた