「うっそ…なんで?」


そこにはあたしの愛してやまない彼がいた


思わず駆け寄り胸に飛び込む


大好きな冬夜の香りを吸い込みうっとりとしていた


「陽菜ちゃん!俺の胸にも…さあ!おいでー」


嵐が両手を広げキラキラした瞳であたしを見る


「嵐…いたの?」


「ひでーひでーよ…はぁーっ」


あたしの言葉にがっくりと肩を落とししゃがみこんでいじいじしていた


優がそんな嵐をまたつついていた…ニコニコ笑顔で!