マンションに送ってもらい部屋へと帰る


「何か疲れたな…やっぱ1人がいいかも」


制服も着替えずソファーに寝そべる


ふと視界に入る家の電話の留守電の点滅


両親はいつも留守電にメッセージを残す


ピッと再生ボタンを押す


『メッセージ一件あります』


『陽菜ちゃんと学校には行ってるの…生活できてるの?心配してます…』


「思ってもないくせに…」


『あっそれと春樹がそっちに行ったから…じゃあまたかけるわ』


ブチッ…ツーッツーッ…一件再生終わりました


「お兄ちゃんが…何で?」


兄とは定期的に連絡をとっているがここに来るなんて聞いてない