今までこんな状況に遭遇したことが無かった


ケンカ…出来るかなあたし?


いざとなったらやるしかないか


でも人数がなぁ…


なんて考えてたら1人の男がしゃがんで顔を覗き込んだ


「おーい…さっきから呼んでんだけど?大丈夫かあんた」


はっとして彼を見て何故か心臓がドクッとした


「あっ…大丈夫ですすいません」


この人綺麗な顔してるなぁ…思わずじっと見つめてしまった


「ふっ……お前名前は?」


「…名前言わなきゃ駄目…?」


「無事にお家に帰りかたかったらなっ」


名前嫌いなのに…