「唯、やっぱヘス置いてくか。」

「何で!オカン!何で飼ったらあかんの!?」

「ほら、いつも言ってるやろ!変な動物に期待を持たせたらアカンって!」

「えーっ何でアカンの!?」

なんか、オカンになっとる。

「変な動物にね期待を持たせるとね付け上がるからアカンのよ。」

「そっかー。わかっぱー」

「変なお返事ね。いいお返事はどうやるの?」

「はいっ!」

「よくできました。」

わかっぱーって誰から教わったんやろ。

まぁ唯が可愛えから許すけど!

「わかっぱーって何やねん唯!」

そこ俺突っ込まんかったんやけどぉ!何突っ込んどるん謙也!

やなくって、ヘス!

「あぁ、ヘスには教えなーい!」

ハハッ残念やなヘス!

「唯俺には?」

「ふふっ!あのねー……やっぱり駄目!」

……ッKA・WA・E・E!

「ハハッ白石ドンマーイ☆彡」

☆彡←ムカツクんやけど!

ヘスのくせに!

「もうすぐヘスんちやん。」

「せやなぁ、唯に会えへんの寂しいわぁ。」

「KI・MO・E~」

氷帝のジローの物真似かいな。

まぁジローよりうん百倍も可愛えけどなっ!

ぶっちゃけ、唯がやるんやったら何でも可愛えんやっ!

「じゃあなヘス!」

「また明日ねっ」


「なぁ唯結局誰から教わったん?」

「アハハっ気になる?」

「当たり前やろ、俺唯の事…やし。」

肝心なところで俺もヘタレやな。

一番肝心な所言えてへんし…謙也にヘスって言う資格あらへんな。


「アハハ…光君だよ。テニス部の天才」

光か…アイツのことやからなんかの漫画何やろな。

今度メールして聞かんとな。

それより前に明日のメニュー3倍や。

「蔵?もうすぐ着くよ?」

「あぁ、じゃあなっ変な動物相手にするんやないで!」

「うん!」

「変なオッサンにも付いて行くんやないで!」

「大丈夫やって」

「じゃあ、また明日な。」

「おん。」


明日もきっとヘスと馬鹿やるんやろな。