満月の日

「あっ!!見て!!何か小さな穴が見えるよ!!」




ガンマは下の方を指差す。




そこには、確かに小さな穴があった。




羽はその穴の前で止まる。




ハードが最初に降り、何もないことを手で合図した後、ガンマ達も羽から降りた。




すると、羽はパッと光となってその場から消え去った。




「ここがダーク・マターの本拠地…。」




ガンマがポツンと呟く。




目の前の穴はどこまでも闇が広がっていて、飲み込まれそうになる。




ガンマはその考えを振り払うかのように首を横に振った。