満月の日

そこまで言うと、バサリと大きな音をたて空に舞い上がって行った。後には、一枚の大きな羽が残されていた。




「ありがとう!!」




全員で声を揃えて言った。




「にしてもこれ、どうやって使うんだ?乗れば良いのか?」




リンが興味本心で乗る。




すると、羽が浮き上がった。




それを見たガンマ達は一斉に乗り込む。




羽は静かに、空に舞い上がっていく。




そして、火口付近までやってきた。




グラグラとマグマが煮だえ、時折、ボコリと泡をたてた。