満月の日

しばらく歩き続け、ハードはピタリと止まり、目の前にある大きな山を見上げた。




「ここか…。」




「わぁ…。」




「デッカイなー…。」




「ここに、ダーク・マターが…。」




ハードはポツンと呟き、ティラ、ピード、リンは山を見上げ、ガンマは目つきを鋭くさせる。




すると、彼らの前に、巨大な火の島がバサリと音をたてて降りてきた。




「ふ、不死鳥…。」




「伝説は本当だったのか…。」




ティラは目を見開き、ピードは声を上げる。