満月の日

「けど、どこにダーク・マターがいるの?」




ティラが不思議そうに首を傾げる。




「この島には、不死鳥がいるという伝説がある。その火山の中にダーク・マターがいるようだ。」




「ようだって…、分からないのか?」




ハードの言葉にピードが顔をしかめる。




「不死鳥がいる火山の中は、およそ一億度…。いくらダーク・マターと言えど、ただではすまないハズ…。だが、実際に、ここからヤツらが現れるところを見ている人達がいる。だから、そこに行かないと分からないさ。」




ハードの言葉に、全員黙り込んだ。