「実は、私達はダーク・マターを倒すために旅をしているのですが、砂漠を越えた後の海をどう越えるか、考えているところです。私達は船を操る術を持っていません。何か策はありませんか?」




「海か…。」





ハードの説明にヴィルヘルムは考え込むようにポツンと呟く。




すると閃いたように頷いた。




「私の知り合いに、ガッツという名の海賊がいる。と言っても、そんなに荒い性格ではないし、私の外交面の方で色々と役に立っている。ソイツに手紙を書こう。後はソイツが何とかしてくれるだろう。では、今日は大いに楽しんでくれ。」




ヴィルヘルムの言葉にガンマ達は頷いた。