満月の日

「ガンマ。ティラ。ハード。リン。ピード。今回はそなた達の活躍で我々は助かった。心から礼を言おう。どうもありがとう。」




ヴィルヘルムは立ち上がり、深く頭を下げる。




他の兵士達や、フード、ミシェルも頭を下げた。




しばらくして、ゆっくりとヴィルヘルムを初め、全員が頭を上げる。




彼は続けた。




「それで、褒美を与えたいのだが…、そなた達は何が望みだ?」




ヴィルヘルムの問いにガンマ達は顔を見合わせた後、ハードが口を開いた。