満月の日

「…とりあえず、ガンマを助けるか。」





「だね…。」




ハードはため息混じりに言い、ピードは肩をすくめた。




そして、ハードがカーテンを開ける。




そこには、メイド達に囲まれて、困ったように顔をしかめ、さらに頬を赤くしているガンマの姿があった。




「うわぁ…。凄い数のメイドだね。」




ピードは驚きの声を上げる。




「ガンマ。大丈夫か?」




「オジさん!!」




ハードの言葉に、ガンマは助かったと言わんばかりに二人に近付いた。