満月の日

一方、ガンマ達も男性用の衣装室にいて、ハードは既に着替え終わっていた。




「ガンマ。ピード。そっちは終わったか?」




ハードはカーテン越しで声をかける。




彼は黒のスーツのようなものに身を包み、黄色の紐で髪を結えていた。




「僕は終わったけど…、ガンマが…。」




「…?」




ピードの言葉にハードは首を捻る。




「そっちに行って良いか?」




「うん。」




ピードの返事を聞き、ハードは静かにカーテンを開ける。