愛よれよれ君


「・・・はぁ」


準備をし終えた私は
窓の外を眺め、
涼しい風を浴びながら
静かにため息をついた。


「・・・ん」


ぼーっと校庭を
眺めていた私の瞳は
よろよろとした
茶髪の男を捕らえた。


「あっ!あの人・・・」


朝の、チャラチャラよれよれ
してた男だ・・・。