愛よれよれ君



私の教室、1-Cに着いて
自分の席に座る。

私は窓際の1番後ろ。
1番好きな席。
くじで運良く当たった席。


「相沢さん。これ、昨日
俺の机の中に入ってた。」


そういった隣の男、
[矢野 信也]君の指先には、
私の大切にしてるピンキーリング。


「・・・あっ!ありがとう。
コレ昨日すごい探したの」


少し、頬が赤くなっていくのが
自分でもよく分かる。