甘い時間




「はぁー…」



「ちょっ里緒どうしたの?!一時間前まで元気だったじゃんっ」


「美保ー…」



さっき電話したらなんとかカラオケ行っていいって許可もらえたんだけど…



『あんまり遅くなるなよ。帰り迎えに行くから連絡ちょうだい』



カラオケっていっても家の直ぐ近くだし大丈夫なんだけど…



しかもなんか優也機嫌悪かった気がする。


もちろん私の気のせいかもなんだけど。




「でも優也さんが束縛するのも分かるなー」



「え?」


思わず美保のほうに顔を向ける。



「だって里緒もてるし。里緒は高校生だから一緒にいれないし心配なんじゃない?」



「そんなこと…」



てゆーか私もててないし。

でももう少し私のこと信用して欲しいよ。