「ひとりにならない?」


「ああ。ひとりにしない」


「みー兄の傍にいる」


「うん」


その返事だけで十分だった。


美優はまだ高校生で、結婚なんて早すぎることは分かってる。


でもこれから何があろうとも、美優を離すつもりは全くない。


震えている美優を抱きしめる。


愛おしい。


守りたい存在。


「もう、泣かなくていい」


「うん」


「愛してる、美優」


そう呟いて、そっとキスをした。








・・・END