君を守るから~ひとりにしない~

それからどれくらい泣いていたんだろう。


さっきまで太陽が輝いてたと思ったら、もうすでに夕日が顔を出してた。


冷たい風が体に当たる。


「寒いな」


セーターとミニスカートで出てきてしまった。


でもあのときは、コートを着てくる余裕なんてなかったから。


「これからどうしよう・・・」


もう、みー兄のところには帰れない。


だって、私は邪魔なんだもん。


「うっ、ひっく」


また涙が溢れてくる。


「みー兄・・・」


ごめんね。


でも、邪魔かもしれないけど、嫌いにならないで欲しい。