内宮君の大きな手が私の頭を撫でた。 夢みたいな感覚。 浮遊感。 「大丈夫?」 柔らかい声に私はただ頷いた。 やめて、やめて、やめて。 止まらない。 気付いた想いが止まらない。 好き、って言ったら内宮君はきっとあの言葉を言うんだろう。 私、バカすぎー……