「じゃあ、部活行ってくるから。 待っててね!」 愛ちゃんが部活用品を抱えて慌ただしく出て行った。 そして私は屋上へ向かう。 変なの。 すごい楽しい気分。 ガチャ… 重苦しい濁った音で扉が開いた。 「内み「なんで?」 屋上につくなり女の人の甲高い声が響いた。 泣いているらしい声は震えていた。 「……大切にしなきゃいけない人がいるから」