はつ恋



でも・・・ちっとも苦にならない。それより話す度にときめいている。


今までこんなに女性に関心を示した事があるか?


里美が空気のような存在なら、ターミーは僕にとって絶対必要な酸素ボンベだ。


僕は彼女を前にして呼吸困難になり、彼女によって思い切り息ができる。


何を言ってるんだ。これは僕の一方通行のかなわぬ恋だ。


どうしたらいいんだ。ターミーは僕のことなんて何とも思ってないかも。


でも・・・里美にかいがいしくされるより、僕はターミーのわがままに平伏したい。