はつ恋



一時間も過ぎた頃、案の定二人の子供たちが退屈のあまりぐずり始めた。


彼らは大人たちと会話をする必要も無いので、やたらに食べ物を詰め込むことにだけ精を出した。結果、大人の半分にも満たない胃袋はすぐにぱんぱんになる羽目となった。


彼らの両親はというと、(パーティと聞いて食事を済ませて来る間抜けはいないので)会話と食事を同時に進行させるのがもどかしいってくらい、せわしなく箸を動かしていた。


その割に口に運ばれる量は少なかったらしく、二人の息子が外で遊ぼうとせがむのを、うるさいハエでも追うように対処していた。


僕は二人のやんちゃ坊主のお守りをかってでることにした。これ以上ターミーと同じ空気を吸っていたら、呼吸困難に陥ってどうにかなりそうだったのだ。