僕はまるで熱にうかされた人気アイドルのファンの一人のように、じっとターミーを見つめていた。 「マサヤ、そんなにじっと見て私の鼻の頭に本当にインクの染みでも見えるの?」 ターミーがいたずらっぽくそう言って、肩をちょこんと上げた。 「まあね」 僕はあわててしまって、そう言うのがやっとだった。