はつ恋



ロビーに下りると、僕は名前を呼ばれて振り向いた。


「マサヤ!大学を早退してきたの。あなたに逢いたくて」


ターミーだった。


「行こう!」


僕は彼女の腕を掴んで、駐車場に急いだ。