「さすが未来の俺の弟だ。わずか二日やそこいらで、スツェット家の連中に溶け込んだと見える。これなら俺の怪我が治るまで仕事を任せられるかな?」 「大沢さん、実はそのことで大事な話が・・・」 「何だ何だ、まさかサラリーのアップを要求するんじゃないだろうな。それとも結婚式のご祝儀をはずめとか?とにかく明日お前さんの可愛い里美がセブに来る。何だったら、マゼランクロスの近くの教会で式だけでもこの際挙げたらどうだ」 僕は和樹の言葉に耳を疑った。