「き・み・た・ち、じゃなくてターミーは、でしょ!?彼女の初恋はあなたよマサヤ、そしてあなたも初恋じゃないにしても彼女に魅かれてるでしょ?」


フリーダは僕のわき腹をヒジでつついて言った。


「そんな、僕は・・・」


(はい、図星です)


「だーめ駄目、二人とも見てるとすぐ分かるわ。ターミーったら恋に免疫がないものだから、どう対処すればいいのかわかんなくって、こんがらがってるのよ。私ならすぐベッドに誘って確かめるけどね」


僕はフリーダのベッド云々については、彼女のジョークだと笑って受け流した。でもターミーは本気で僕に恋しているのだろうか?擬似恋愛を勘違いしているだけなのでは・・・