「ターミーは大学ですごくモテるのよ」
セルフオーダーの列に並びながら、フリーダは僕にそう言った。ターミーは席を取るため別行動をしていた。フリーダがそうさせたのだ。
「へぇ、君だって相当モテそうだけどなフリーダ」
僕より少ししか背の低くないモデルのような肢体とエレガントな雰囲気を持つフリーダに、僕は本気でそう答えた。
「もちろん私は別格よぉ」
彼女はお茶目に笑った。
「君達は、その、ステディなボーイフレンドはいるの?」
僕はできるだけ控えめに尋ねた。
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