僕とターミーとフリーダは、ワゴンを見送った後、三人で顔を見合わせた。


「さあ、それじゃ僕が何かごちそうしよう。店選びは君達、支払いは僕」


「やったぁ!はなせるぅ」


フリーダが指を鳴らして喜んでくれた。


「私は、お茶だけでいいわ」


ターミーがそっけなく言った。


「あらそう、私はハンバーガーにコーラ、デザートにチェリーパイもつけてね、マサヤ」


フリーダはわざとらしく、ターミーの前にしゃしゃり出た。そして僕の腕を取ると、近くのファストフードの店に向かって引っ張って歩いた。