はつ恋



嫌がるジュディを、僕は無理やりボートに乗せた。


ジュディは最初渋っていたが、日傘を持参して海に出ると嬉しそうに水に触れたりした。


「いやあね、年を取るとシミとか気にしちゃって」


「あなたはお若いですよ。ジョージに社長職を譲ったら、また恋をすればいい」


「駄目よ、こんなおばさん誰も相手にしないわ」


「周りは、誰もそう思ってませんよ」


僕は真剣にそう言った。


ビーチの男性たちがチャーミングなターミーやグラマーなフリーダよりも、美しいジュディに注目しているのを僕は知っていた。そして、ジュディが少なからずそれに気づいていることも。