はつ恋



「大丈夫、近いうちにきっと二人で報告に来ますよ」


僕は、自信を持ってそう言った。


「それはきっとあなたのお陰ね。・・・結婚を反対されるのは私だけで十分よ。フリーダ
は私が生んだ子供なの。兄夫婦が、生まれてすぐ彼女を中国人夫婦に里子に出してしまったけど、・・・里親の夫婦は兄が死んでから私に教えてくれたの。いい人たちよ。フリーダは幸せだわ」


僕はジュディを見つめて努めて冷静に言った。


「フリーダはこのこと・・・」


「勿論知らないわ。里子だってこと以外はね」


「それでいいんですか?」


「彼女の幸せが、私の望みなの。私はフリーダを愛しているわ。見返りも何も望まない」


「・・・あなたは素晴らしい人だ。ジュディ」


僕は心からそう言った。