「マサヤ!どこだ!いるなら返事してくれ!」 ジョージの声だった。 僕はターミーからぱっと飛びのいた。まるで悪いことをしている所を見つかったように。いや、事実僕は潜在意識の中で、常に罪悪感にさいなまれていたに違いない。 「僕はここだ、どうしたジョージ?何かあったかい?」 どうせ、マリアと痴話喧嘩でもして飛び出してきたんだろうと、僕はたかをくくった。