ただ父が帰ってこないと思うと、何故か安心し1日サボったってバレんやろーって言う、甘い気持ちがあったのは確か。 このままじゃアカン と思えば思うほど、《あと1日だけ》を繰り返し、結局3学期はほとんど行かんかった。 母はそんなわたしを見ても、怒らなかった。 舌打ちや睨みもしてこなかった。 ただ別室登校しはじめて、徐々に増えていったはずの笑顔が再び、消えた――――