そのたび母は困ったを顔したんや。 困らせとるって分かっとった。 やけどこの爪がどーしても気に入らんかった。 年々、徐々に曲がってくるこの細い爪が自分でも気持ち悪くてしょーがなかった。 そしてわたしはそんなコトを、いろいろと考えとるうちに 不登校になってしまったんや。