大「相模大貴(サガミ ダイキ)です!よろしく~♪」


俺のこと知ってる?俺ね~
こう見えて二世俳優!

父親はあの有名な相模優貴(サガミ ユウキ)
母親は春野恵美(ハルノ エミ)

まぁ、今は離婚して俺は父親
のほうと暮らしてるんだけどね!



先「相模、お前の席は窓際の空席の横だ。分かるか?」


大「はいは~い」


今?今は学校初日♪
俺は仕事で一週間前の入学式
にしか出席できなくてさ、
今日が高校生活初日なんだよね


「見て、相模大貴だよ!」

「今朝テレビにでてたよね?!」

「まじイケメン~」



ちょっとした黄色い声に
テンション上がりつつ、
席についた。


最初に気になったのは
俺の隣である窓際の席


そっちがよかったなー
なんて気にしつつ外を
除く、窓の外にあったのは
凛とたっている桜の木


そこにいたのは
桜の木の横に寝ている一人の
女の子。



大「なにやってんだ?こんな時間に」




俺はホームルームの間、
ずっと外を眺めていた