「また居残りなの?(笑) もー。あたし部活終わっちゃったよ」 梨絵は軽音楽部というか合唱部というか、 とりあえずグループを組んでボーカルをやっていた。 「夏木も手伝ってぇー」 「やーだよ。待ってるから早く終わらせて!」 梨絵は教室のイスに座ると、窓の外を眺めた。 しぶしぶ3人はそうじを再開した。