「う…嘘でしょ?!」 「嘘じゃないよ…親の都合で…行かなきゃならない。それにこんな葵衣菜を不安にさせるような嘘…俺が言うわけないじゃん。」 依然として暗い顔の凌。 普段整った綺麗な顔が悲しみのせいか、少し歪んだ。