「ってか本題に入っていい?」 「あっ…どうぞ…」 そうだった… 「凌がさー、別れの電話したとき俺も一緒だったんだー…」 「…どういうこと…?」 「つまり、新しい彼女なんていないってこと。 凌はあの容姿だからすごいモテモテでさ。 転校初日は特に女のコに囲まれてすごかったんだ~。 でも凌は優しくかわして、全く相手にしてなくてさ。 なんで?って聞いたらすっげー幸せそうに "待たせてる彼女いるから" って言ったんだよ。」 「…」 あたしは泣きそうだった… そんな風に言ってくれてたなんて…