突然凌の部屋に入ったとたん、凌が口を開いた。 「葵衣菜…ずっと前から好きだった。ちょっと強気で、でもたまにすごく女の子らしくて。そんな葵衣菜が好きなんだ。 今の関係よりも悪くなるのが嫌で今まで言えなかったけど…」 あたしを強く抱きしめながらそんなことを言い出した。