「やっぱりね」
しばらくすると冬月くんは言った。
「lovefoxxxは南さんしかいないって思ってたんだ、あのアンケートの時から」
私は恥ずかしくて下を向いていた顔を上げる。
それすごく不思議だったんだ、ずっと前から。
「どうしてわかったの?」
「南さんはやっぱ他の人とは違ったから」
冬月くんは訳を話し始めた。
「チョコくれた人達のところ回ってて、僕を見て騒がなかったのは南さんだけだった。
あと、甘いものは好きじゃなかったのかって聞いたじゃん?
実は、僕は甘いものが好きだなんてlovefoxxxにしか言ってないんだ。
それから、チョコは間違えて僕のげた箱に入れたって言ってたよね。
でもげた箱にはちゃんと名札がついてるし、うちの学校に“冬”か“月”って字が名字に入ってるのは僕しかいなかった。
全部調べたんだよ、あの後。
ということは間違えて入れる可能性ってめちゃくちゃ低いじゃん。
それにせっかく自分で作ったものだしね。
入れる時はしっかり名札を確認するはず。
相当なおっちょこちょいじゃない限りだけど」
それから思い出し笑いをするように、ふっと笑って続けた。
しばらくすると冬月くんは言った。
「lovefoxxxは南さんしかいないって思ってたんだ、あのアンケートの時から」
私は恥ずかしくて下を向いていた顔を上げる。
それすごく不思議だったんだ、ずっと前から。
「どうしてわかったの?」
「南さんはやっぱ他の人とは違ったから」
冬月くんは訳を話し始めた。
「チョコくれた人達のところ回ってて、僕を見て騒がなかったのは南さんだけだった。
あと、甘いものは好きじゃなかったのかって聞いたじゃん?
実は、僕は甘いものが好きだなんてlovefoxxxにしか言ってないんだ。
それから、チョコは間違えて僕のげた箱に入れたって言ってたよね。
でもげた箱にはちゃんと名札がついてるし、うちの学校に“冬”か“月”って字が名字に入ってるのは僕しかいなかった。
全部調べたんだよ、あの後。
ということは間違えて入れる可能性ってめちゃくちゃ低いじゃん。
それにせっかく自分で作ったものだしね。
入れる時はしっかり名札を確認するはず。
相当なおっちょこちょいじゃない限りだけど」
それから思い出し笑いをするように、ふっと笑って続けた。
