その頃冬月くんはイライラしながら、早く終われよ、といった感じで人差し指で机を叩きながらHRを過ごしていた。

そしてついに先生の

「じゃあ、また明日」

という声がすると同時に席を立ち、誰よりも早く教室を出ていった。