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それから3日間、放課後に駅で冬月くんとばったり会ってちょっと話をするっていうのが続いた。
冬月くんは結構話しやすくて、すぐに打ち解けられた。
とても楽しかった。
冬月くんはいつも先に自分の乗る電車が来ても乗らないで、私が乗るのを見届けるまでホームで待っていてくれた。
私は、なんて紳士的なの~、って感動しちゃったり。
噂の通りいい人だ~こんなんモテるの当たり前じゃん、となぜかしんみりしたり。
冬月くんといると楽しいけど、一人になると常にジレンマとの戦いだった。