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えぇーーーーー!?
冬月くん!!??

足元から頭のてっぺんまで、どう見たってあれは冬月くんだ。
しかも何度も何度もケータイのディスプレイを見ている。
時間を確認してるんだ。
もう約束の時間ちょっと過ぎてるし。

ウソ…。
体中の力が抜けてカクン、と膝が曲がりその場にしゃがみ込む。
頭の中ではひたすら“どうしよう”という言葉がループループ…。

何が問題かって、私あそこに出て行っていいの??

いや絶対ガッカリされる!

だってあの成績優秀、容姿端麗、性格もよくてモテモテの、何もかもパーフェクトな冬月くんだよ??

それに比べて私なんか、頭も見た目も何もかも普通。
目立たないし、存在感も薄い。

完全に不釣り合いじゃん…。


どうしよう、逃げる?
でもとりあえず会っておいた方がいいのかな?
いやでも、どうしよう…。