そしてその様子を見ていたクラスメイト達が途端に囁き合う。

当然俺たち3人の中で津田に釣り合う彼氏というと、全員一致で1人しか結びつかなかったようだ。


「もしかして津田さんの彼氏って坂巻くん?」

「嘘っ、ショック!!あたし静流くん狙ってたのに。」


やはりモテるやつは違う。

このクラスにも静流ファンの女子がいたらしく津田という彼女の存在を嘆いていた。



「静流のやつ自分関係ないみたいな態度取っときながらのこの裏切り…イケメン滅びろ。」

「あいつばっかりモテやがって…ハゲろ爽やか好青年。」

男子たちはの太い罵声を浴びせる。

どれも理不尽なやっかみばかりだが。


しかし最後は男女共にこう締めくくった。

「「…でも、お似合いだよな」」