「…鈴木くん!!」
突然名前を呼ばれ意識を目の前の人物に戻す。
「聞いてる鈴木くん?それでイイかな?」
どうやら俺が考え事をしてる間にも彼女は話掛けていたらしい。
俺の様子を少し心配そうに伺いながら、でもやっぱりどこか嬉しそうに尋ねてきた。
「うっ、うん。それでイイよ。」
せっかく機嫌が良くなった彼女をまた怒らせたくはない。
そのため内容も判らず適当に返事をしてしまった。
このせいでちょっとした事件が起きるのだが、この時の俺にはわかるわけもなかった。
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