これが正解だろ。

本人がああ言うんだし、勘違い野郎のレッテルは貼られずに済むはず。

そうじゃなければ恨むしかない。


一人納得していたが彼女は何の反応も示さない。
不安になりながらも恐る恐る表情を伺うべく、上に目を向ける。

そこにはひどく驚いている様子の彼女。



ヤバっ間違えた?

彼女から視線をはずし、内心ダラダラ冷や汗を流す。

すると上から微かに声が聞こえた。



「…んと?」


「えっ?なんて?」


上手く聞き取れず再度答えを促す。


「だから、返事は付き合うでイイのね!!本当ね」