平凡な彼の非凡な彼女

ていうか、潔く認めちゃったよ。

こういうの対象の相手にバレちゃいけないんじゃないのか、普通?

それとも数秒でも俺が彼女から好かれてると思い込むことすらして苦痛なのか…

そうならすっごくヘコむ




そんな落ち込む気味な俺だけど先程の彼女の疑問に答えるべく口を開く。

「いや、普通に今までの行動を考えたらそうかなぁ~と。こういう感だけはイイ方なんで。」


渇いた笑みを浮かべそう告げる。

こんな状況でも弱気な俺、情けない。

普通だったら罰ゲームの対象にされたんだから怒っても良いはずなぁ。

なぁ!!!



しかしそこは流石のチキンクオリティでなんなくスルー。

後が恐いからさ。

所詮この世は弱肉強食。