平凡な彼の非凡な彼女

「…あの、もしかして罰ゲームか何かで俺に告ってる?」


「…そうだけど。…何でわかったの?」



目を見開き不思議そうに小首をかしげる彼女。

そんな姿も絵になるよ。

隠し撮り写真が極秘に校内でオークションに掛けられるだけはあるよ。

しかもプレミアムものだと5桁の値が付くとか付かないとか。

そんな魅力的な彼女も凄いが、写真をそんな値で買う方も買う方だよな~



そうじゃなくて

あぁ、やっぱり。

無意識のうちに肩を落とす。



今まで散々否定してはいたものの、もしかしたら逆転満塁ホームランとか決めちゃっえるかなと思っててすいません。

そんな上手い話は現実にはないですよね。

所詮俺なんて万年補欠ベンチ要員がお似合いです。