「ボクもお兄ちゃんのパートナーだからだよ。」
「俺は、悪魔と天使、二人と戦うって言うわけ?」
「そうだよ、和也お兄ちゃんと一緒だよ。」
「和也と・・・」
俺はちょっと考えた。
確かに、和也とサリリちゃんが仲が良かったのは、サリリちゃんと契約していたからか。
「あの、どうかされましたか?」
「いや、何でもないよ。」
「それなら良いのですが・・・」
サリリちゃんはそれを言うとモジモジし出した。
「どうかした?」
「いえ、良かったら、良太さんの家に泊めて頂けたら嬉しいなと思いまして・・・」
「俺は全然良いよ。」
ミエルもここぞとばかりに
「ボクも良い?」
と聞いて来た。
サリリちゃんに良い返事を出して、ミエルは駄目とは言えず、
「良いよ。」
と言った。
それから、俺とサリリちゃんとミエルは俺の家に向かった。

俺たちは家に入った。
「どうぞ。」
「ここがお兄ちゃんの家か。」
「失礼します。」